大学を始めとする様々な機関での研究活動を、正確にかつ広く社会へ伝えることの重要性がますます高くなる中、大学(院)生を中心とした取り組みも徐々に広がりつつあります。
そこでBAPが中心となって様々な団体に声をかけ、サイエンスアゴラ2009において「全国で活躍中!学生が行
う科学コミュニケーション」と題したシンポジウムを実施しました。
その場では、そ
れぞれの工夫を重ねた特色ある活動を紹介した後に、
* 活動に何を求めているか・モチベーション
* 「地域性」と「広がり」について
* 団体間の連携の可能性を探る
について観客を交えて活発な議論を行いました。
サイエンスアゴラ2009のシンポジウムでは、それぞれの団体の抱える課題は共通のもの(研究(学業)との両立、資金の獲得、メンバーの勧誘など)が多いことに私たち自身も驚きました。
これは、お互いが共通の情報基盤を持たず、知り合う機会がこれまでになかったことが一因と考えています。
そこでシンポジウム終了後のミーティングで、お互いの情報を定期的に共有できないかという提案をうけて、4半期
ごとに情報誌を作ろうという動き「四季報」が始まりました。
*登壇者は左から豊田(0to1/東京大学)、飯島(scienthrough/大阪大学)、東田(ビラがパズルの人/京都大学)、金澤(science station/東北大学)、山本(井戸端サイエンス工房/京都大学)、音野(BAP/東京大学)。司会進行は竹沢(名古屋大学)。※所属は当時のもの。